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デリバリー専門店(ゴーストレストラン)の容器の選び方|配達30分後の品質・バッグ規格・容器コストで選ぶ14選

デリバリー専業店やゴーストレストランでは、お客様が料理を目にするのは「調理から20〜40分後、配達バッグの中で揺られたあと」です。店内提供なら数分で済む工程に、移動・待機・積み替えという時間が加わります。この間に起こるのが、汁漏れ・蒸れによるべたつき・盛り付けの崩れです。

さらにデリバリー専業では、プラットフォーム手数料が売上から差し引かれるため、1食あたりの容器コストが利益に直結します。「品質を守る設計」と「コストの最適化」を同時に満たす容器選びが必要です。

この記事では、パケポチで取り扱う業務用容器の中から、デリバリー専門店の運営に向く14点を用途別に紹介します。価格・サイズ・材質はすべて各商品ページで確認した情報です。

ゴーストレストランの容器選びが「店内テイクアウト」と違う4つの理由

課題 なぜ起きるか 容器側の対策
汁漏れ・液だれ バイク・自転車の振動、バッグ内での傾き 嵌合(かんごう)蓋、ロック機構、中皿による分離
蒸れ・べたつき 密閉容器内に水蒸気がこもり、揚げ物の衣が湿る 蒸気を逃がす穴あき蓋、吸放湿性のある紙・パルプ素材
盛り付けの崩れ 容器内で具材が動く、上下に重ねられる 区切り付き容器、深さのある容器、平積みできる形状
利益の圧迫 プラットフォーム手数料+容器代+副資材 主力メニューは低単価容器、高単価メニューだけ上位容器

① 配達30分後の品質を守る「分離設計」の容器

デリバリーで最も品質が落ちやすいのは、麺類とご飯もの+汁気のあるおかずの組み合わせです。麺がスープを吸う、ご飯がルーで水っぽくなる——これは容器の密閉性ではなく、中身を物理的に分けられるかで決まります。

ラーメン・つけ麺・うどんに|DLV麺20シリーズ(本体+中皿+蓋)

「DLV」の名のとおり、デリバリーを想定して設計された三層構造の丼シリーズです。本体にスープを入れ、その上に中皿を載せて麺を置き、内嵌合の蓋で閉じます。到着後にお客様が中皿の麺をスープへ移すことで、伸びていない状態で食べられます。

DLV麺丼20(58)MFP本体 黒W[ケース400入]

DLV麺丼20(58)MFP本体 黒W[ケース400入]
サイズ:Φ196×58mm/材質:PSP/入数:400枚/単価:約50.38円(税込・ケース20,152円)
商品ページには「レンジ対応の可能なデリバリー・テイクアウト容器。汁もれしにくく、バイクや自転車、手持ちでもこぼれにくい構造」と記載があります。二輪配達が中心のゴーストレストランの主力に。

DLV麺20中皿-1 PPNP[ケース400枚入]

DLV麺20中皿-1 PPNP[ケース400枚入]
サイズ:196Φ×28h/材質:PPNP/入数:400枚/単価:約30.69円(税込・ケース12,276円)
スープと麺を隔てる中皿。商品ページの容量表記は中皿使用時 約350cc、中皿なし 約800ccです。トッピングを載せる皿としても使えます。

T-DLV麺20中皿内嵌合蓋 穴有OPS[ケース400枚入]

T-DLV麺20中皿内嵌合蓋 穴有OPS[ケース400枚入]
サイズ:189Φ×25(14)h/材質:OPS/入数:400枚/単価:約28.60円(税込・ケース11,440円)
中皿に内嵌合する穴あきタイプの蓋。穴があることで蓋の内側に水滴がたまりにくく、麺のべたつき対策になります。

3点セットの容器原価は約109.67円/食(50.38+30.69+28.60)です。ラーメン1杯を1,200〜1,500円で販売する想定なら、十分に許容できる水準といえます。

ご飯もの+おかずに|デリメイト TK125(紙容器+嵌合中皿)

デリメイトTK125嵌合容器付 白無地(ペールBOXTY-70Y)[ケース240枚入]

デリメイトTK125嵌合容器付 白無地(ペールBOXTY-70Y)[ケース240枚入]
サイズ:125×125×110h(底寸90×90)/材質:本体 紙(内面PPフィルム貼)・中皿 PP・蓋 A-PET/入数:240枚/単価:約102.52円(税込・ケース24,604円)
紙のボックス本体に嵌合中皿と蓋がセットになった構造で、下にご飯、上にカレーやおかずを分けて詰められます。商品ページには「耐水性・耐油性に優れ、汁漏れしない構造」と記載。持ち手付きで縦置きしやすく、バッグ内で場所を取りません。

注意点:デリメイトを電子レンジにかける場合は、嵌合容器(中皿)と蓋を外し、本体(紙容器)のみを加熱してください。嵌合容器の耐熱温度は約60℃です。また、嵌合容器を入れないと蓋が閉まらず液漏れの原因になるため、必ず中皿を挟んで使用します。

② 蒸れ・べたつきを防ぐ「逃がす」設計

唐揚げ・フライ・天ぷらといった揚げ物は、密閉したプラスチック容器に入れると内部の水蒸気が結露し、20分後には衣が湿ってしまいます。対策は2つ、蒸気を逃がすか、水分を吸う素材を使うかです。

前者は前章で紹介した穴あき蓋タイプ。後者に有効なのが、サトウキビの搾りかすを原料とするバガス(パルプモールド)容器です。紙質のため内側が結露しにくく、耐水・耐油性も備えています。

SBT-パルプヒンジコンテナL[ケース300入]

SBT-パルプヒンジコンテナL[ケース300入]
サイズ:226×166×52(15)h/材質:バガス(紙)/入数:300枚/単価:約50.60円(税込・ケース15,180円)
蓋と本体がつながったヒンジ式(クラムシェル)で、閉じ忘れや蓋外れが起きにくい形状です。商品ページには「優れた耐水・耐油性で電子レンジでの使用も可能」と記載。

SBT-パルプヒンジコンテナ二区切りL[ケース300入]

SBT-パルプヒンジコンテナ二区切りL[ケース300入]
サイズ:225×165×52(15)h/材質:バガス(紙)/入数:300枚/単価:約45.87円(税込・ケース13,761円)
上のLサイズとほぼ同寸で、内部が2つに区切られたタイプ。揚げ物とライス、メインとサラダのように、水分移りを避けたい組み合わせに向きます。区切りなしより単価が低いのも運用上のメリットです。

③ 配達バッグに収まる「サイズ規格」でそろえる

デリバリー専業で見落とされがちなのが、容器サイズの統一です。メニューごとに寸法がばらばらだと、バッグ内で隙間ができて容器が動き、傾いて漏れます。逆に外寸をそろえておけば平積みでき、複数注文もきれいに収まります。

その点で使いやすいのが、外寸が共通のロック付きパルプ容器シリーズです。どちらも211×148×53mmで、容量と区切りだけが違います。

SBT-ロック付きパルプ容器 900ml 32oz[ケース150入]

SBT-ロック付きパルプ容器 900ml 32oz[ケース150入]
サイズ:211×148×53mm/材質:バガス(紙)/入数:150枚/単価:約75.02円(税込・ケース11,253円)
蓋がロックする構造で、配達中に開いてしまうリスクを抑えられます。商品ページには電子レンジ1200W×3分まで使用可、冷凍OK、耐水耐油性に優れる旨の記載があります。深型なのでボリュームメニュー向き。

SBT-ロック付きパルプ容器 730ml 26oz 2区切り[ケース150入]

SBT-ロック付きパルプ容器 730ml 26oz 2区切り[ケース150入]
サイズ:211×148×53mm/材質:バガス(紙)/入数:150枚/単価:約88.44円(税込・ケース13,266円)
上の900mlと同じ外寸で、内部が2区切り。同じサイズ規格のまま「単品メニュー」と「セットメニュー」を出し分けられるため、在庫と積載の管理がシンプルになります。

サイズ規格をそろえるときの考え方

  • 配達バッグの内寸を実測し、平積みで何個入るかを基準に容器サイズを決める
  • 主力メニューは2〜3サイズ以内に絞る(発注ロットも大きくでき単価が下がる)
  • 丼型は積み重ねると不安定になりやすいため、複数注文が多い業態は角型を軸にする

④ サイドメニュー・スープの容器

デリバリーは客単価を上げにくい業態のため、スープ・小鉢・ドリンクといったサイドの追加が利益を左右します。本体容器とシリーズを合わせておくと、ブランドの見た目も統一できます。

SBT-12ozパルプモールドスープカップ[ケース1000枚入]

SBT-12ozパルプモールドスープカップ[ケース1000枚入]
サイズ:125Φ×69h/材質:バガス(紙)/入数:1000枚/単価:約21.67円(税込・ケース21,670円)
スープ・味噌汁・サラダ・小鉢に使える浅型カップ。商品ページには耐水・耐油性に優れ電子レンジ使用も可能と記載があります。1000枚入りで単価を抑えやすいのも利点。

SBT-スープカップ用PP蓋[ケース1000枚入]

SBT-スープカップ用PP蓋[ケース1000枚入] パルプモールドスープカップ用 (8・12・16oz用)
サイズ:132Φ×8h/材質:PP/入数:1000枚/単価:約17.16円(税込・ケース17,160円)
8oz・12oz・16ozのスープカップに共通で使える蓋。1種類の蓋で3サイズをカバーできるため、在庫を増やさずにサイド商品のバリエーションを広げられます。本体+蓋で約38.83円/セット。

⑤ プラットフォーム手数料下でのコスト最適化

デリバリー専業では、注文金額の一定割合がプラットフォーム手数料として差し引かれます。仮に販売価格1,000円・手数料35%とすると、店舗の手取りは650円。ここから原材料費と容器代を引くため、容器が100円か30円かの差は、粗利の5〜7%に相当します。

現実的な運用は「全メニューを高機能容器にしない」ことです。汁気の少ない主力メニューは低単価の定番容器、汁気や揚げ物のある高単価メニューだけ上位容器、と割り当てます。

低単価の定番組み合わせ|BF-360-B 本体+嵌合蓋(約26.40円/食)

BF-360-B ホワイト本体[ケース1200枚入]

BF-360-B ホワイト本体[ケース1200枚入]
サイズ:Φ132×55mm(ご飯 約310g)/材質:BF(電子レンジ/耐熱105℃/断熱/保温/耐油/省資源)/入数:1200枚/単価:約17.29円(税込・ケース20,748円)
断熱性のある発泡素材で、持っても熱くなりにくい定番の丼容器。容器側面に滑り止めの凹凸があり、配達員が受け渡しするシーンでも扱いやすい形状です。

BF-360用 嵌合蓋[ケース1200枚入]

BF-360用 嵌合蓋[ケース1200枚入]
サイズ:Φ126×8mm/材質:OPS/入数:1200枚/単価:約9.11円(税込・ケース10,932円)
BF-360用の外嵌合蓋。本体と合わせて約26.40円/食と、この記事で紹介する中で最も低い容器原価になります。ミニ丼・小サイズのサイドメニュー・トッピング別売りなどに。

中間価格帯|テイク丼190(約61.06円/食)

テイク丼 190B 黒 本体[ケース400枚入]

テイク丼 190B 黒 本体[ケース400枚入]
サイズ:186Φ×76h/材質:—(商品ページに材質欄の記載なし。商品説明に「バイオマス プラ素材使用」「耐熱・断熱性、耐水性」の記載あり)/入数:400枚/単価:約33.28円(税込・ケース13,312円)
76mmと深さがあり、具だくさんの丼や汁気の多いメニューを盛っても縁までの余裕が確保できます。黒色なので料理の色が引き立ち、撮影映えする点もデリバリー向き。

テイク丼 190 OC透明蓋[ケース400枚入]

テイク丼 190 OC透明蓋[ケース400枚入]
サイズ:186Φ×32h/材質:—(商品ページに材質欄の記載なし)/入数:400枚/単価:約27.78円(税込・ケース11,112円)
テイク丼190シリーズ用の透明蓋。32mmのドーム高があるため、トッピングを高く盛っても押しつぶれません。本体と合わせて約61.06円/食。

掲載商品 比較表(14点)

商品名 サイズ 材質 入数 単価(税込) 主な用途
DLV麺丼20(58)MFP本体 黒W Φ196×58mm PSP 400枚 約50.38円 ラーメン・丼(本体)
DLV麺20中皿-1 PPNP 196Φ×28h PPNP 400枚 約30.69円 麺とスープの分離
T-DLV麺20中皿内嵌合蓋 穴有OPS 189Φ×25(14)h OPS 400枚 約28.60円 穴あき内嵌合蓋
デリメイトTK125嵌合容器付 白無地 125×125×110h 本体 紙(内面PPフィルム貼)/中皿 PP/蓋 A-PET 240枚 約102.52円 ご飯+おかずの二層
SBT-パルプヒンジコンテナL 226×166×52(15)h バガス(紙) 300枚 約50.60円 揚げ物・ワンプレート
SBT-パルプヒンジコンテナ二区切りL 225×165×52(15)h バガス(紙) 300枚 約45.87円 揚げ物+ライスの分離
SBT-ロック付きパルプ容器 900ml 32oz 211×148×53mm バガス(紙) 150枚 約75.02円 ボリュームメニュー
SBT-ロック付きパルプ容器 730ml 26oz 2区切り 211×148×53mm バガス(紙) 150枚 約88.44円 セットメニュー
SBT-12ozパルプモールドスープカップ 125Φ×69h バガス(紙) 1000枚 約21.67円 スープ・小鉢
SBT-スープカップ用PP蓋(8・12・16oz用) 132Φ×8h PP 1000枚 約17.16円 スープカップ用蓋
テイク丼 190B 黒 本体 186Φ×76h — 400枚 約33.28円 深型の丼
テイク丼 190 OC透明蓋 186Φ×32h — 400枚 約27.78円 高盛り対応の蓋
BF-360-B ホワイト本体 Φ132×55mm BF(電子レンジ/耐熱105℃) 1200枚 約17.29円 低コストの小丼
BF-360用 嵌合蓋 Φ126×8mm OPS 1200枚 約9.11円 BF-360用 外嵌合蓋

組み合わせ別の容器原価まとめ

組み合わせ 容器原価/食 向いているメニュー
BF-360-B 本体+BF-360用 嵌合蓋 約26.40円 ミニ丼、サイド、低価格帯
SBT-12ozスープカップ+PP蓋 約38.83円 スープ、小鉢、サラダ
SBT-パルプヒンジコンテナ二区切りL(単体) 約45.87円 揚げ物+ライスのプレート
テイク丼190B 本体+OC透明蓋 約61.06円 具だくさんの丼、海鮮丼
SBT-ロック付きパルプ容器 900ml(単体) 約75.02円 大盛りメニュー、冷凍対応
デリメイトTK125嵌合容器付(一式) 約102.52円 カレー、丼、高単価メニュー
DLV麺丼20 本体+中皿+穴あき内嵌合蓋 約109.67円 ラーメン、つけ麺、うどん

導入前に確認したい3つのポイント

1. サンプルで「実走テスト」をする

カタログスペックだけでは、実際の配達環境での挙動は分かりません。容器を決める前に、実際のメニューを詰めて30分ほどバッグに入れ、走行を模した振動を与えてから開封してみることをおすすめします。漏れ・べたつき・盛り崩れの3点を確認すれば、判断材料としては十分です。パケポチではサンプル依頼を受け付けています。

2. 電子レンジ対応の有無をメニュー単位で整理する

お客様が受け取り後に温め直す前提のメニューなら、レンジ対応が必須です。一方で、デリメイトのように「中皿と蓋を外して本体のみ加熱」といった条件付きのものもあります。条件付きの容器を使う場合は、同梱カードなどで使い方を伝えると、レビュー低下を避けられます。

3. まとめ買いで送料と単価を最適化する

ケース単位で発注すると1枚あたりの単価が下がります。パケポチでは税込13,200円以上のご購入で送料無料です(北海道・沖縄、その他離島および一部地域を除く)。本体と蓋、サイド容器をまとめて発注することで、送料と単価の両方を抑えられます。

まとめ

ゴーストレストランの容器選びは、「いちばん良い容器」を探す作業ではなく、メニューごとに必要な機能を割り当てる作業です。

この配分ができれば、品質を落とさずに容器コストを平準化できます。まずは主力メニュー1〜2品から、サンプルで試してみてください。

関連カテゴリー:デリメイト/バガスモールド/麺・どんぶり/スープカップ/クラフトシリーズ

※記載の価格はすべて税込・執筆時点のものです。単価はケース税込総額÷入数で算出しています。最新の価格・仕様は各商品ページをご確認ください。
※材質は各商品ページの「材質」欄に基づいて記載しています。「—」は商品ページに材質欄の記載がないものです。
※プラットフォーム手数料の数値は説明のための例示であり、実際の料率は各サービス・契約条件によって異なります。
※記載の容器原価は本体・蓋・中皿など容器のみの金額で、カトラリー・袋・シールなどの副資材は含みません。

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